完全に泥沼化してしまいましたね。
前回、オリヴィアの悲痛な叫びで終わったため、9話冒頭で何か進展があるのかと思ってましたが、まさかのまさか、何も起きず場面が切り替わってしまいました。
リオンは何も言えず、立ち去るしかなかったのでしょう。もう少しヘラヘラするのかと思っていましたが、意外とリオンも精神的に来る言葉だったかもしれませんね。
その後、再度空賊が仕掛けてきますが、今度はブラッドとグレッグが男を見せました。
先ほど捕縛した空賊の機体で出撃させてほしいとリオンに頭を下げ、それを見たリオンは渋々承諾。
空賊戦では、敵の数が意外と多く苦戦するリオン。
その間、オリヴィアは先ほどの自分の発言を後悔していましたが、船体に振動が走り異常事態にあることに気づきます。船外をみると、リオンが戦っているのが見え、居ても立っても居られずデッキに出ます。
そこに1体、他とは異なる機体が現れ、その機体がオリヴィアに近づきます。
絶体絶命のところでブラッドとグレッグがそのことに気づき、オリヴィアを守るために戦いますが全く歯が立たず大ピンチに。
オリヴィアが連れ去られる寸前でリオンが間に合うのですが、リオンは自分には自分の役目があると言い、敵の大将機のコクピット目掛けて斧を振りかざしました。
壊れた機体の中から、乙女ゲー内の三種の神器の1つを発見し奪い取ります。
もはや生身で外に追い出された敵頭領に抵抗する力などないのですが、まるで悪役の如くリオンが一方的に敵大将を虐めます。

それを見たオリヴィアは、また悲しそうな顔をしていました。

極めつけがそのあとの展開。負傷したブラッドを治癒するオリヴィアたちの姿を見て、リオンが「これが正しい関係」で「自分はモブに過ぎない」と決めつけてしまいました。
最後に、オリヴィアのことを愛称のリヴィアではなく「オリヴィアさん」と呼び立ち去ります。

この時のオリヴィアが可哀想すぎて、見ていて辛かったです。。。
この一件の後、回想でしたがリオンはアンジェリカから「なぜオリヴィアを泣かせるようなことをした」と責められていました。しかし、リオンは既にモブの立ち位置に戻ることを決めているので、リオンの様子を見るに、反論することも謝罪することもしなかったのでしょう。
ラストシーンでは、オリヴィアが完全に心を閉ざした目をしてました。もう見てられませんでした。。
アンジェリカも言っていましたが、元の関係に戻れるのでしょうか。
リオンが自分をモブだと決めつけていることと、オリヴィアも自分を過小評価していることで、お互いが身分違いの相手だと思い込んでしまっていたことが原因ですれ違いが発生してしまったと思います。
もちろん、ルクシオンが言っていた通り、学校でステファニーから精神的にかなり追い詰められていたことが直接の原因ですが、もう少しお互いが自分自信を思いやっていれば今回のような最悪の事態は避けれたのではないでしょうか。
(そういえば、ステファニーは完全に人生詰んだようなので一安心、因果応報ですね)
リオンは、自分はモブでオリヴィアは主人公なので、殿下たちと仲良くすることが正しい、全ては収まるところに収まる、と今まであったことを全てなかったことにしようとしていますが、それは違うと思います。
少なくとも、リオンとオリヴィアとアンジェリカが仲良くなるきっかけを作ったのはリオンであり、乙女ゲーのストーリーと違う行動をとったリオンには責任があると思うので、逃げるように役から降りるのではなく、相手を納得させたうえで身を引くべきだと思いました。
恐らく、リオンは根はやさしいけど不器用で結果的につらい選択肢を選んでしまうタイプの人だからこんなことになってしまったのだと思ってますが、それにしてももう少しオリヴィアの気持ちを汲んであげて欲しかったです。
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